【第64回】短期継続融資(短コロ)とは——事業の呼吸を整える“短期資金”の上手な回し方
- capitalbridge2001
- 2025年10月15日
- 読了時間: 3分
創業初期を乗り越え、日々の取引や支払いが増えてくると、「資金は回っているのに、手元現金が一時的に足りない」という場面が出てきます。
そのような時に活躍するのが、**短期継続融資(いわゆる、短コロ)**です。
✅ 短コロとは?
短期継続融資(通称:短コロ)とは、1年以内の短期融資を毎年更新しながら継続利用できる資金枠のこと。
本来、短期融資は1回の返済で終了しますが、短コロは返済と同時に同額を再度貸し出すことで、実質的に継続運転資金として使える仕組みです。
💡 イメージ:「1年で返す」→「毎年更新して回す」→「実質的に長期的な運転資金になる」
💡 どんなときに使うのか?
用途 | 内容 |
🧾 仕入・外注費の支払い | 売上入金までの“つなぎ資金”に最適 |
💸 季節変動対応 | 繁忙期・閑散期のキャッシュ差を調整 |
📊 決算対策 | 短期借入にすることで決算書上の借入残高を軽く見せることも可能 |
短コロは「資金の呼吸」を整える融資です。返済と借入を繰り返すことで、資金ショートを防ぎ、日常運転を滑らかに保つことができます。
✅ 短コロの特徴とメリット
① 実質的に“自社専用の資金タンク”になる
毎年更新されるため、借りる・返すの手続きが最小限。信金や地銀など、関係性を重視する金融機関で使いやすい融資です。
② 長期借入よりもスピーディー
決算や事業計画を再度提出する必要がないため、更新手続きが早い。**“数日で資金繰りを整えたい”**ときに有効です。
③ 公庫融資や制度融資と併用できる
短コロは民間金融機関が運用主体なので、日本政策金融公庫のプロパー融資や東京都制度融資と別枠で使えるのも大きなメリット。
⚠️ 注意点
・毎年“自動更新”ではない
金融機関が毎年「継続の可否」を判断します。経営状況や返済姿勢が良好であれば問題ありませんが、決算が悪化していると更新が止まる場合も。
・「実質借換え」扱いになることがある
形式上は返済して再度借入するため、税務上・会計上は短期借入金として処理されます。更新手続きの時期は、決算日とのズレを意識する必要があります。
💬 金融機関別の特徴
金融機関 | 特徴 |
🏦 信用金庫・地銀 | 短コロの主要プレイヤー。日常運転資金としての関係維持に最適。 |
🏢 都市銀行 | 信用実績がある企業向け。1,000万円超の枠も可能。 |
💰 日本政策金融公庫 | 原則長期融資。短コロは扱わない。公庫+信金の併用が王道。 |
💡 公庫=創業期の支援信金=日常運転の支えという役割で組み合わせるのが最も安定します。
🧭 Capital Bridge Advisoryのサポート
当社では、
短コロを導入すべき時期・金額の診断
更新時に提出する必要書類の簡略化サポート
公庫・制度融資との資金区分設計を行っています。
「借入の回数を減らしたい」「運転資金を安定させたい」という方に、最小手間で最大の流動性を確保する仕組みを設計します。
💬 最後に
短コロは、“事業の呼吸”を整える金融インフラです。借入ではなく、資金の流れをコントロールするためのツール。
創業融資や制度融資で基礎体力をつけたあと、短コロを導入することで、資金繰りの安定性が格段に向上します。
Capital Bridge Advisoryでは、短期継続融資(短コロ)の導入設計・金融機関交渉を着手金なしで対応可能です。初めての方でも安心してご相談ください。
あなたの「想い」を、形にする最初の一歩をサポートします。

