top of page

【第58回】制度融資を“二段階で申請”する方法——追加融資を見据えた戦略的設計

創業時に融資を申し込むとき、「必要な資金を一度に全額借りた方がいい」と考える方が多いですが、実際には**“二段階に分けて借りる”方が通りやすく、後々の条件も良くなる**ことがあります。


それは、金融機関が「まず実績を見てから次を出す」という考え方を取るからです。


✅ “二段階申請”とは?

一言で言えば、


「まず小さく借りて実績を作り、その後、次の融資を通しやすくする」という戦略的な資金調達のことです。

初回の融資では、スタート資金(例:300~500万円前後)を調達し、半年〜1年後、事業実績が出たタイミングで運転資金や拡張資金を追加融資として申請します。


💡 なぜ“二段階”が有利なのか?


① 初回の審査ハードルが下がる

最初から大きな金額(例:1,000万円)を申請すると、金融機関は「リスクが高い」と判断し、慎重な審査になります。

一方、**最初は小口(300万〜500万円程度)**に抑えると、審査スピードが速く、通過率も高いです。


② “返済実績”が信用になる

半年間の返済実績が積み上がると、金融機関は「計画どおりに運営できている」と判断します。

これが、次の融資を通すための最大の信用データになります。


💬 担当者の本音:「きちんと返してくれる人なら、次も支援したい」

③ 条件改善・金利優遇につながる

2回目の融資では、すでに信用があるため、

  • 返済期間の延長

  • 金利引き下げ

  • 担保・保証条件の緩和など、より良い条件が提示されることがあります。

つまり、同じ制度融資でも「2回目の方が有利」になるケースが多いのです。


🧭 二段階申請の流れ(実務ステップ)

ステップ

内容

ポイント

Step 1

創業時に小規模融資(300〜500万円)

開業資金+当面の運転資金を確保

Step 2

半年〜1年後に追加融資申請

売上実績・返済履歴をもとに有利な条件で交渉

Step 3

次回融資の目的を明確に

「新規採用」「店舗拡張」「広告投資」など明確化


💬 二段階で申請する最大のコツは、**「1回目を小さく、2回目を大きく」**です。



⚠️ よくある誤解

「2回に分けたら、手間が2倍になるのでは?」

実際は逆です。初回で書類を整えておけば、2回目は更新・追加のみで済みます。

むしろ1回目で基礎資料を作り込み、2回目で“拡張バージョン”として出す方が効率的です。


🚀 Capital Bridge Advisoryのサポート

当社では、

  • 二段階申請の設計(借入金額・タイミング・用途の分割)

  • 初回融資+追加融資を見据えた事業計画書構成

  • 各金融機関・制度別のスケジュール管理を一括で支援しています。

「とりあえず一度で借り切る」のではなく、**“信用を積みながら拡大する”**という考え方が、成功する融資戦略です。


💬 最後に

創業融資は「ゴール」ではなく「スタートライン」。二段階で借りることで、信用・条件・金利のすべてをコントロールできます。

そして、制度融資を正しく活用すれば、あなたの事業は“資金に追われる経営”から“資金を使いこなす経営”へ進化します。


Capital Bridge Advisoryでは、東京都制度融資や各都道府県の制度融資全般・日本政策金融公庫の申請準備を着手金なしで日本全国対応可能です。

初めての方でも安心してご相談ください。


あなたの「想い」を、形にする最初の一歩をサポートします




bottom of page