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【第76回】公庫×保証協会のダブル利用戦略──創業期に“借りられる上限”を引き上げる方法


創業期の経営者にとって、「資金をどう増やすか」は最初の大きな壁です。特に日本政策金融公庫(以下、公庫)だけでは上限に届かないケースが多く、次の一手として検討すべきなのが、保証協会付き融資との併用です。


💬 ポイントは「公庫で信用を作り、保証協会で広げる」。この組み合わせが、創業期に資金を最大化する王道ルートです。

✅ 「公庫」と「保証協会」は別ルートの制度

創業融資には2つの系統があります。


  • 日本政策金融公庫:国の金融機関(直接貸付)

  • 信用保証協会付き融資:民間金融機関+保証協会(間接貸付)


この2つは審査ルートが完全に別なので、併用しても重複にはなりません。

比較項目

公庫

保証協会付き融資

審査主体

公庫本体

銀行+保証協会

審査の視点

事業計画・人柄・市場性

実績・返済力・信用履歴

上限額

創業資金で約3,000万円

最大2億8,000万円(普通+無担保)

担保・保証人

原則不要

保証協会が代行保証

融資スピード

早い(1〜2ヶ月)

若干時間がかかる(2〜3ヶ月)


💡 ダブル利用で“資金の上限”を押し上げる流れ


① 公庫で最初の信用を作る

創業初期に最適なのは、やはり日本政策金融公庫。実績がない状態でも、計画の整合性と熱意で勝負できます。

→ 借入目安:500〜1,500万円前後


② 数ヶ月の運営実績を積む

入出金・売上の推移を安定させ、“計画通りに運営できている”という証拠を作ります。


③ 保証協会付き融資を追加申請

地銀や信金を経由し、保証協会付き融資を申請します。公庫の実績がある企業は、審査がスムーズに進む傾向があります。

→ 借入目安:1,000〜3,000万円程度


④ 両者を組み合わせて上限を拡大

この2本立てを設計すれば、創業期でも合計3,000万〜4,000万円規模の調達が可能になります。


⚙️ 成功のポイント


  1. 資金用途を明確に分ける 公庫=設備投資/保証協会=運転資金、のように使途を整理。

  2. 申請時期をずらす 同時よりも「公庫 → 数ヶ月後に保証協会」の順が有効。

  3. 保証枠を意識する 保証協会の枠(最大2億8,000万円)を早期に圧迫しない設計が重要。

  4. 金融機関選びで差がつく 信金、地銀、都銀など、同じ制度でも審査基準はまったく異なります。


💼 CFOがいると何が変わるのか?


創業期において、公庫や保証協会を相手に交渉する際に最も重要なのは、**「信用をどう設計して見せるか」**です。


ここで力を発揮するのが、業務委託型CFOの存在です。


CFOは単なる“資料作成者”ではなく、“金融機関が納得するストーリーを作るプロ”です。

CFOが入ることで、以下のような違いが生まれます。

項目

経営者単独の場合

CFOがサポートした場合

事業計画の説得力

感覚的・抽象的

数値根拠・戦略的設計

融資交渉

書面中心・受け身

提案型・論理的

審査通過率

平均水準

有意に上昇(実績ベース)

再現性

個人の経験依存

仕組み化された申請プロセス


CFOが介在することで、「同じ資料」でも「伝わり方」がまったく変わります。

創業融資における交渉は、“数字”と“根拠”で信頼を作る作業です。それを一緒に設計できる専門家がいれば、結果は大きく違ってきます。


💬 最後に

創業融資は、単にお金を借りる行為ではなく、企業の信用を市場で証明する第一歩です。

その最初の資金調達を、戦略的に成功させるためには、「CFOがいる会社」と「いない会社」で大きな差が生まれます。


Capital Bridge Advisoryでは、業務委託型CFOとして、貴社のCFOとして公庫・保証協会・金融機関との交渉を代行し、最適な資金スキームを設計します。



あなたの「想い」を、形にする次の一歩をサポートします。




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