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【第71回】商工中金×VC連携型スキーム——融資と投資のハイブリッドモデル


かつて、「VC=投資」「商工中金=融資」という明確な線引きがありました。


しかし今、商工中金はその境界を超えています。


**ベンチャーキャピタルとの連携による“ハイブリッド金融モデル”**を通じて、リスクマネーを供給しながら企業の成長を後押ししています。


✅ 商工中金×VC連携型スキームとは?


このスキームは、商工中金がVCやCVC(企業系ベンチャーキャピタル)と連携し、融資+投資の両面からスタートアップを支援する仕組みです。


💬 一言でいえば、「金融機関とVCが、同じ企業を“共に育てる”モデル」。

商工中金が資金面(デット)を、VCが資本面(エクイティ)を担当し、互いのリスクを補完しながら資金循環を設計するという構造です。


⚙️ スキームの仕組み

項目

内容

融資提供者

商工中金(資本性ローン・新株予約権付融資など)

投資側

VC/CVC/官民ファンド(例:JIC、INCJなど)

対象企業

成長ステージにある中小・スタートアップ企業

目的

研究開発・新規事業・海外展開・IPO準備資金

特徴

デットとエクイティを“同時に設計”することで資金効率を最大化


💡 なぜ今「ハイブリッド型」が注目されているのか?


従来の融資は「返済が前提」、投資は「出資が前提」でした。

しかし成長企業にとっては、

  • 投資だけでは資本コストが重い

  • 融資だけではリスクが取れないという現実があります。


このギャップを埋めるのが、**商工中金の「融資+投資一体型モデル」**です。


融資を通じて資金繰りを安定させ、投資を通じて成長フェーズを押し上げる。

つまり、「返せる資金」と「育てる資金」を同時に設計する」——これが新しい中小企業金融の形です。


✅ 実際の事例(モデルケース)

企業概要

フェーズ

商工中金の支援内容

VCとの連携

結果

AI医療ベンチャー

シリーズA

資本性ローン5,000万円

医療系VCと共同審査

IPO準備段階へ

製造DX企業

シリーズB

新株予約権付融資7,000万円

地方創生VCと連携

海外展開資金を確保

クリーンTech企業

成長後期

プロパー+VC共同ファンド参加

官民ファンド(JIC)と協業

EV分野に事業拡大


💬 商工中金がVCと連携する最大の強みは、**「企業価値を共に評価し、支援を一貫化できる」**点にあります。


✅ このスキームのメリット

立場

メリット

💼 企業

融資と投資を同時に活用できるため、希薄化を抑えながら大型資金調達が可能。

🏦 商工中金

VCの事業評価ノウハウを取り込み、リスクを分散できる。

💸 VC/投資家

商工中金の信用補完により、安心して投資できる環境を確保。


結果として、企業・金融機関・投資家の三者が“共に成長”できるエコシステムが形成されます。


🚀 Capital Bridge Advisoryのサポート


当社では、

  • 商工中金×VC連携案件の企画・申請・資料作成サポート

  • VC調達と並行する融資ストラクチャー設計

  • Valuation/株式条件調整/株主間契約との整合性確認

  • 業務委託型CFOとしての実務交渉代行を一貫して対応しています。

VCと商工中金、両者の論理を理解した「金融通訳者」として、最適な資金スキームを実現します。

💬 最後に

スタートアップや中小企業が大きく成長するためには、「資金調達=一度きりのイベント」ではなく、**「資金設計=経営戦略の一部」**として考える必要があります。


商工中金×VC連携スキームは、まさにその最前線。借入でも出資でもない、**“第3の資本形成”**です。


👉商工中金×VC連携スキームは、一般的な融資とは異なり、専門的な財務設計と書類上の交渉力が求められる案件です。

そのため、当社では着手金を頂いたうえで、スキーム構築から申請・実行までを丁寧にサポートしております。

貴社の成長ステージに最適な形でご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。


あなたの「想い」を、形にする最初の一歩をサポートします。



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