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【第69回】商工中金のスタートアップ支援——創業期から資本性融資を受ける“成長設計”


多くの創業者は「まだ実績がないから融資は難しい」と考えます。確かに、一般の金融機関や保証協会の審査では「過去の数字」が重視されます。


しかし、商工中金のスタートアップ向け資本性ローンは違います。彼らが見ているのは、**「将来の数字」と「経営者の構想力」**です。


✅ 商工中金のスタートアップ向け資本性ローンとは?


商工中金のスタートアップ支援は、創業初期からの成長資金・設備投資資金・研究開発資金に対応する制度です。

この資金は通常の借入と異なり、返済を後回しにしながら、将来の利益でまとめて返済できる“資本性”の資金です。


💬 一言でいえば、「創業してすぐに使える“資本に近い融資”」。

💡 審査の軸は「ビジョンと計画性」

創業初期のため、決算書や実績は求められません。その代わりに重視されるのが以下の3点です。

審査ポイント

内容

🔭 事業ビジョンの明確さ

どんな課題を解決し、どの市場を狙うのか。構想の一貫性が重要。

📈 成長戦略の実現性

3〜5年先のPL・CF予測の整合性。数字よりも“根拠”が評価対象。

👤 経営者の実行力

事業経験・人脈・チーム構成など、経営者の「走りきる力」。


商工中金の担当者は、数字の“過去”ではなく、**「経営者の言葉に一貫性があるか」**を重視します。


✅ 資本性ローンを創業初期に入れるメリット


① 自己資本比率を底上げできる

会計上は借入金ですが、実質的に「資本」として評価されるため、外部投資家・VC・金融機関からの信用度が上がります。


② 公庫・保証協会との併用が可能

商工中金の資本性ローンは独立したスキームなので、日本政策金融公庫の創業融資や保証協会付き融資と並行して利用可能。創業直後でも大型資金設計ができます。


③ 返済が後回しになる

期限一括返済型のため、利益が出ていない時期の返済負担をゼロにできる。創業期のキャッシュを成長投資に集中できます。


⚙️ 商工中金スタートアップ融資の仕組み(概要)

項目

内容

融資形態

資本性ローン(期限一括返済型)

対象

創業〜3年以内の中小企業、スタートアップ

金利

業績連動型(赤字期は低利)

担保・保証

原則不要

返済方式

満期時一括返済(5〜10年)

評価

自己資本扱い(民間融資・VC評価にも有利)


✅ 活用事例(創業期)

企業概要

課題

商工中金支援内容

結果

SaaS企業A社

売上ゼロ期、採用資金が必要

公庫1,500万円+商工中金資本性2,000万円

プロダクト開発完了・ARR初年度3,000万円達成

製造業B社

試作段階で追加資金不足

保証協会1,000万円+商工中金1,000万円

生産ライン確立・黒字転換

医療ベンチャーC社

VC投資前のつなぎ資金

商工中金3,000万円+J-KISS連携

VC調達前に開発継続、シリーズA成功


⚠️ 注意点

  • スタートアップ支援枠は事業計画の完成度が最重要。曖昧な数字・根拠不足の資料では通過が難しいです。

  • 商工中金は「リスクを取る」代わりに、面談の深さが非常に丁寧。経営者の熱意と裏付け資料が必須です。


💬 担当者の印象を決めるのは、「数字」よりも「言葉の一貫性」です。


🚀 Capital Bridge Advisoryのサポート


当社では、

  • 商工中金スタートアップ融資用の事業計画書・資本性設計書の作成

  • 公庫・保証協会との併用設計(並行審査)

  • 資本性ローン→増資→VC調達までの成長シナリオ設計をワンストップで支援しています。


創業初期の「信用ゼロ」状態でも、**“設計次第で1億円規模の融資は可能”**です。


💬 最後に

商工中金は、スタートアップにとっての“第3の資金調達ルート”です。補助金や投資ではなく、挑戦するための融資


金融機関の中で最も「構想力」に投資してくれる機関だからこそ、事業の初期フェーズから組み込む価値があります。


👉資本性ローンは、一般的な融資とは異なり、専門的な財務設計と書類上の交渉力が求められる案件です。

そのため、当社では着手金を頂いたうえで、スキーム構築から申請・実行までを丁寧にサポートしております。

貴社の成長ステージに最適な形でご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

あなたの「想い」を、形にする最初の一歩をサポートします。




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