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【第68回】商工中金の資本性ローン②——再生・再チャレンジ企業が活用できる“再起型スキーム”


経営が苦しい局面にあるとき、銀行融資の門は一気に狭まります。

通常の融資では「赤字=リスク」と判断され、審査が通りにくくなるためです。


しかし、商工中金にはその常識を覆す制度があります。それが**「再生支援型・再チャレンジ型の資本性ローン」**です。


✅ 「再起型」資本性ローンとは?


商工中金が提供する資本性ローンの中でも、特に再生・再チャレンジ企業向けに設計されたのがこの「再起型」タイプです。


💬 ポイントは、「赤字でも借りられる」「債務超過でも対象になる」ということ。

金融機関が敬遠しがちな局面でも、“再生可能性”を事業計画から見出すことができれば、資金が動くのです。


💡 どんな企業が対象になるのか?

以下のようなケースが典型的な対象です。

状況

資本性ローンの役割

📉 赤字が続いているが、新事業を立ち上げたい

一括返済型のため、短期的な返済負担をなくし、黒字転換を支援。

🧾 債務超過に陥っている

資本性資金として評価されるため、自己資本比率の改善効果がある。

🔁 リスケジュール後の再挑戦段階

再生計画に沿って“出口戦略”を持った再融資が可能。

💡 経営者交代・事業承継を控えている

承継時の資金需要(株式譲渡・借入整理)にも対応できる。


✅ 仕組みの特徴

項目

内容

融資期間

5〜10年(満期一括返済)

金利

業績連動型(赤字時は低利、黒字時は上昇)

担保・保証

原則不要

財務上の扱い

自己資本に準ずる扱い(債務超過改善に寄与)

審査の重視点

「再生可能性」と「事業計画の実現性」


このスキームの本質は、**“今の決算ではなく、未来の数字を見る”**という姿勢にあります。つまり、過去の失敗ではなく、「これからどう立て直すか」を軸に審査されるのです。


⚙️ 審査で評価される3つのポイント


① 再生のための“計画力”

事業再構築補助金のような補助制度と併用するケースも多く、「売上の再成長・利益率の改善・新規事業展開」の3本柱が揃っていると評価が高まります。


② 経営者の姿勢

担当者が最も注目するのは、数字よりも経営者の覚悟。


「同じ失敗を繰り返さない仕組みを作っているか」ここに明確な答えを持つ企業は、支援対象になります。

③ 地域金融機関・専門家との連携

商工中金単独ではなく、信金・保証協会・中小企業再生支援協議会などとの連携案件も多いのが特徴。複数の専門家が関わることで、再生計画の実現性が高まります。


✅ 再起型資本性ローンの実例

企業概要

課題

活用内容

結果

製造業A社(年商3億円)

債務超過1億円、3期連続赤字

商工中金2,000万円資本性ローン+信金リスケ

債務超過解消、再成長基盤を確立

飲食業B社(多店舗展開)

コロナ後売上減・本社統廃合

商工中金3,000万円+事業再構築補助金併用

新業態展開に成功、営業利益黒字転換

建設業C社

代表交代後の再建段階

資本性ローン+後継者保証免除特例

承継完了後、信用格付が上昇


🚀 Capital Bridge Advisoryのサポート


当社では、

  • 商工中金への再起型資本性ローン申請に必要な再生計画書・シナリオ策定

  • 地域金融機関・専門家との連携調整

  • 再生支援協議会・保証協会との折衝支援を一括でサポートしています。

「再生の資金調達」は単なる借入ではなく、**“再挑戦のストーリー設計”**です。資金を整え、信頼を回復し、次の成長に向かう道筋を一緒に描きます。


💬 最後に

資本性ローンは、経営が厳しい企業を“見捨てない”ための制度です。

商工中金の役割は、単なる貸し手ではなく「再挑戦の伴走者」。


赤字や債務超過は終わりではなく、再設計のチャンスです。

諦めずに事業を立て直したい経営者にこそ、この制度は真価を発揮します。


資本性ローンは、一般的な融資とは異なり、専門的な財務設計と書類上の交渉力が求められる案件です。

そのため、当社では着手金を頂いたうえで、スキーム構築から申請・実行までを丁寧にサポートしております。

貴社の成長ステージに最適な形でご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

あなたの「想い」を、形にする最初の一歩をサポートします。


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